平和のために何をしたらよいか
君自身が平和の人になり給え
毎田周一
[住職感話]
ロシアとウクライナとの戦争に終わりが見えてきません。
どうしたら戦争を止めることができるのか、平和のために何ができるのか、考えておられる方も多いでしょう。
そこで、標題の言葉を思い出しました。まず、何よりも、誰よりも自分自身が「平和の人」になること、それが必ずやがて平和のために繋がっていく。物凄く納得させられました。では、「平和の人」とは、どんな人なのか。毎田周一氏は次のように語ります。
自由と平和
むつかしい顔をすることは、少しも要らないのである。
いつもにこやかな顔をして、
すべての人に向かえばよいのである。
むつかしい顔をするのは、
ただその人の度量の小ささを語るのみである。
私はかくもケチな、チッポケな人間です、というばかりである。
狭っ苦しい殻をやぶり、われとわが世界を縮めているような、
せっかく生まれてきた人生を、
いつもこせこせと、しみったれて生きているような、
小人ですと、告白するばかりである。
微笑は自由の象徴である。
一切を容れて世界と共にいきるものの歓びの象徴である。
平和は、この微笑から来る。
『毎田周一 君気持ちを大きくもとう』より