2024年3月のことば
最初の一歩はいつも最も難しい
(The first step is always the hardest.)
英語のことわざ
【住職感話】
新しいことを始めるのは、なかなか大変なことです。特に今まで全くやったことのない分野へ挑戦するのは勇気のいることです。
新しいスポーツを始めてみる、入ったことのない飲食店に入ってみる、食べたことのないものを注文してみるなど。年齢を重ねていくと、そのハードルはどんどん上がっていきます。何事も億劫になっていきますよね。
標記の言葉は、何かを始める時の心構えを語ることわざで、二歩目以後はずっと楽になる事を教えています。
蓮如上人も『「わかきとき、仏法はたしなめ」と、候う。「としよれば、行歩もかなわず、ねむたくもあるなり。ただ、わかきとき、たしなめ」と、候う。』(仏法は、若いうちに心がけて聞きなさい。年を取ると、歩いてお寺にお参りすることも思い通りにならず、法話を聞いていても眠くなってしまうものだ。だから、若いうちに心がけて聞きなさい)と語られました。
ところで、4月7日(日)、コロナ禍を経て4年ぶりの花まつり(お釈迦様の誕生日は4月8日です)を開催します。
お釈迦様はお生まれになるとすぐに、一歩どころか七歩も歩まれました。さらに、立ち止まり、天と地を指差し「天上天下唯我独尊」と宣言されました。
西勝寺では、今年「ようこそ、さいしょの一歩、西勝寺へ」をスローガンに掲げました。ぜひ、1年で最も賑わう花まつりへ。最初の一歩をお待ちしております。